HIRO訳 漢詩 Feed

2012年9月30日 (日)

HIRO訳 漢詩9.(李白「月下独酌」)

9月30日は中秋節。

月はどうでしょう。

今、薄日が差しているけれど。

台風17号は、紀伊半島の沖。

さて、HIRO訳 漢詩、9回目は

李白の「月下独酌」(冒頭部分)です。

もともと春の歌ですが、今夜はお月見ですから、ご容赦を。

*正しい訳は、書籍、ネット等で。

「月下独酌」(部分)  李白

花间一壶酒

独酌无相亲

举杯邀明月

对影成三人

(HIRO訳)

「庭の月」

庭のお月さん、

ねえ、一杯やりますか。

あんたと影と俺、さて、

輪郭の無い無駄話。

「JogTan」更新。

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2012年8月30日 (木)

HIRO訳 漢詩8.(張九齢「望月怀远」)  

今日8月30日は、旧暦で7月14日。

ほとんど満月に近い月がぽっかり。

で、今回のHIRO訳、漢詩は張九齢のこれ。

(正しい訳は、書籍、ネット等でどうぞ。)

*張九齢:678年~740年。唐、中期の詩人。

「望月怀远」  張九齢

海上生明月,

天涯共此时。

情人怨遥夜,

竟夕起相思。

灭烛怜光满,

披衣觉露滋。

不堪盈手赠,

还寝梦佳期。

(HIRO訳)

「満月の夜」

海に月が昇る。

君もどこかできっとこの月を見ている。

どんなに会えなくたって

どんなに夜が長くたって

月が出ている間だけは

ひとりじゃない。

蝋燭の火を吹き消せば

月の光がぼくの心を照らしだす。

火照る心を夜露が少しだけ静めてくれる。

ああ!月の光を掬(すく)って

ぼくの心を映して

君に送られたらって

うつらうつら夢の中で

思うんだ。

2012年7月11日 (水)

HIRO訳 漢詩7.(王維「相思」)

久し振りのHIRO訳、漢詩です。

今回は、李白や杜甫と同時代を生きた王維の、ラブソングです。

またまた、遊んでいます。

えらく矮小化したな!と、お叱りは覚悟のうえです。

これから燃える夏ですからね、お許しを!?

正しい訳は書籍、ネットでご確認ください。

*王維:盛唐の詩人。画家、書家としても知られる。

相思  王维

红豆生南国

春来发几枝

愿君多采撷

此物最相思

HIRO訳)

「恋」

南の国の紅い豆、

撫でて摘まんで転がして、

毒と知りつつ水を遣り、

咲いたら二人の胸に挿す。

「ホギリート」更新

2012年5月15日 (火)

HIRO訳 漢詩6.(李白「静夜思」)

HIRO訳 漢詩シリーズ、6回目です。

今回は、詩仙、李白の「静夜思」です。

この余りにも有名な詩、私、いつも以上に飛ばしております。

もうこうなったら訳というより、「静夜思」からinspire。

私の程度に合わせて、創作したという方が好いのかも。

でも、やっぱり、私にとっての昨夜の「静夜思」は、こうなんですよね。

ではどうぞ。

*毎回言っておりますが、正しい訳は、書籍、ネット等でご確認を。

*李白(中国語発音:リパイ):西暦701年~762年、盛唐の詩人。

「静夜思」 李白

床前明月光,

疑是地上霜。

举头望明月,

低头思故乡。

HIRO訳)

In The Night

ふるさとへ車を飛ばす。

辿り着けば発光する湖。

助手席にはあなたの亡骸。

私にもたれ掛かった儘で。

翡翠のペンダント」更新

2012年5月 4日 (金)

HIRO訳 漢詩5.(刘禹锡「乌衣巷」)

明け方は小雨だったのですが、今、外を見ると青空です。

紹介する漢詩は、燕をうたったもの。

例によって、まともには訳しておりませんので、念のため。

(ぜひ、書籍やネットでお調べください。尚、「乌衣巷」は地名。

乌衣巷

刘禹锡

朱雀桥边野草花

乌衣巷口夕阳斜

旧时王谢堂前燕

飞入寻常百姓家

 巷の燕

刘禹锡

朱雀橋の畔に花が咲いている

夕陽に映えて

人が去れば燕もまた去る

屋敷は朽ち果てて

刘禹锡(りゅうゆうし):西暦772年~842年。唐(中唐期)の詩人。

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2012年4月17日 (火)

HIRO訳 漢詩4.(韓愈「晩春」)

HIRO訳 漢詩。4回目の今回は、

西暦768年から824年を生きた、韓愈です。

韓愈(日本語発音:かんゆ、中国語発音:ハンユ)は、唐の詩人、官吏。

「晩春」を訳します。

(例によって、かなりぶっとんで訳しています。直訳は、書籍、ネット等でどうぞ。)

「晩春」  韓愈

草木知春不久帰、

百般紅紫闘芳菲。

柳花楡莢無才思、

惟解漫天作雪飛。

(HIRO訳)

  「晩春」

いったい何を惜しむと言うのか、

行く春の鬱陶しさの中で。

振り払っても振り払っても、

無数の魂が浮遊するばかり。

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2012年4月 4日 (水)

HIRO訳 漢詩3.(杜甫「春夜喜雨」)

今日は清明節。

昨日の嵐は、凄まじかったですね。

あなたに被害はありませんでしたか。

さて、HIRO訳 漢詩。今回は、詩聖、杜甫(712~770)。

この時期なら、やっぱり「国破れて山河在り・・・(春望)」なのでしょうが、

ご紹介するのは、「春夜喜雨」です。

先ず、漢詩をご賞味ください。

それから、私の訳をどうぞ。

「春夜喜雨」  杜甫

好雨知時節

当春乃発生

随風潜入夜

潤物細無声

(HIRO訳)

「今宵の雨」

春を告げる

恵みの雨だ

ひそやかに

こころ潤す

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2012年3月16日 (金)

HIRO訳 漢詩2.(孟郊「遊子吟」より)

昨日は、ちょっと早めのお彼岸参りをしてきました。

こちらは、今日の午後あたりから天気が崩れそうです。

さて、HIRO訳漢詩、その2回目です。

今回は、孟郊の「遊子吟」です。

孟郊(751~814)は、唐の詩人。

この「遊子吟」も、前回同様、中国人なら誰でも知っている超有名な詩です。

日本でも、胸を打つ素晴らしい訳文がたくさんあります。

が、例によって、私流です。

訳詩というより、詩の世界観を私なりにかっぱらって、

でっちあげたって言う方が適切かも。

では、どうぞ。

「便りない頼りない」

手紙ひとつ、

書くような子じゃないから。

それでもふと

内職の合間にポストを覗いてみる

郵便屋さんの自転車が

さっき通り過ぎたようだから

止まりはしなかったのにね

袖に手を通すと

伝わってくる温もりに

もうふたたびは母に会えないと

分かっていても

こころが揺らぐ

いまさらに

(原詩)

 

 游子吟     孟郊

慈母手中线

子身上衣。

臨行密密縫、

意恐遅遅帰。

誰言寸草心、

報得三春

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2012年3月 2日 (金)

HIRO訳 漢詩1.(杜牧「清明」より)

明け方、ふと思いついてUP!

お気に入りの漢詩が幾つかあります。

私は原文のまま私なりに読みます。

で、それをご紹介したいのですが、

世にあるのは、権威のある学者さんや高名な詩人の訳によるものばかりで、

それはそれで素晴らしいのですが、

私には、どうもしっくり来ないのです。

それならいっそ、自分で訳したやつをどうぞってわけです。

原文からは、めちゃくそぶっ飛んでいます。

私のお腹で何度も反芻して、吐き出したものです。うっぷ。

ご興味をもたれたら、正しい訳!や原文を図書館、書店、ネット等でどうぞ。

不定期UPですが、

第一回目はもちろん、私の大好きな「清明」です。

以下、こうなっちゃった、HIRO訳で、お笑いください。

「絶望という名のホテル」

ぬかるみに足をとられながら

たどり着いた酒場で潰れて

すえた夜具に身を丸める俺に

杏子の花の香りは

胸苦しいだけだ

(原詩)

 清明     杜牧

清明时节雨纷纷,

路上行人欲断魂。

借问酒家何处有,

牧童遥指杏花村。

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