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2012年8月30日 (木)

HIRO訳 漢詩8.(張九齢「望月怀远」)  

今日8月30日は、旧暦で7月14日。

ほとんど満月に近い月がぽっかり。

で、今回のHIRO訳、漢詩は張九齢のこれ。

(正しい訳は、書籍、ネット等でどうぞ。)

*張九齢:678年~740年。唐、中期の詩人。

「望月怀远」  張九齢

海上生明月,

天涯共此时。

情人怨遥夜,

竟夕起相思。

灭烛怜光满,

披衣觉露滋。

不堪盈手赠,

还寝梦佳期。

(HIRO訳)

「満月の夜」

海に月が昇る。

君もどこかできっとこの月を見ている。

どんなに会えなくたって

どんなに夜が長くたって

月が出ている間だけは

ひとりじゃない。

蝋燭の火を吹き消せば

月の光がぼくの心を照らしだす。

火照る心を夜露が少しだけ静めてくれる。

ああ!月の光を掬(すく)って

ぼくの心を映して

君に送られたらって

うつらうつら夢の中で

思うんだ。

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