風待、伏月、早苗月。6月。
雨に濡れた緑が目に優しい。
2月に書いた短い詞に昨夜、曲を付けてもらいました。取り敢えず今回は詞だけアップ。
曲はまた後日。
「ミント ~mint~」
詞:AZMI 曲:KAMAL
(1)
ミントちぎって 浮かべた
澄んだ カップに
わたしの顔が 揺れている
ちぎって 捨てた
ほんのきのうまでの あれこれ
けさの空気に かおり立つ
胸のたかまり
はじめましょうか
またはじめから 恋でも
(2)
けさの日差しに とけて行く
胸のせつなさ
はじめましょうか
またはじめから・・・・
またはじめから・・・
(2023.2.8)
一昨日から雨。気象庁、5月30日梅雨入りと発表。
その5月30日の事。
いつから起きていたのかは分からない。
Sの呻き声に呼ばれて朝6時前、階下へ降りる。
S、全裸でベッドに上半身もたれた状態で激しい振顫。
未明、染髪、シャワーを浴びたらしい。危ないことこの上ない。
すぐに朝7時の薬(マドパー、ノウリアスト、ミラベックス、ランドセン(半錠))を服用させる。
少し落ち着く。体を持ち上げて、体勢を整えて、服を着せる。
車椅子でリビングに移動。
朝7時:血圧78~47 脈拍60 体温36.5
低血圧、リビングのマットレスに横たわらせる。意識はほぼある。
朝7時半:血圧89~58 脈拍52 酸素97
血圧、若干上がる。
朝8時:血圧108~67 脈拍48
血圧、ほぼ平常値に近い。
朝9時:血圧143~96 脈拍51
血圧。平常値、というか、少し高め。まあ、これがS、ほぼ普通。
この血圧の変動は怖いくらい。
S、食事をして、10時前、デーサービスへ。
相変わらず私とは言葉の応酬。私がどうしても感情に走ってしまう。
疲れが蓄積するばかりなのだが、自分のことで精いっぱいのSにはそれが理解できていない。
誰かにこの介護を分担してほしいが、これは無い物ねだり。
夕方4時半前、Sを迎えに行って帰宅。
夜7時半過ぎ、激しい振顫、全身が痙攣したようで、息苦しさもあると言う。
コルセットを外しマットレスに横たえる。
30分ぐらいたって落ち着いてくる。マドパー半錠、ランドセン半錠服用。
午後8時:血圧135~89 脈拍66 酸素98
振顫状態、普通に戻る。
一時は脈拍100を超え、酸素量も激しく上下して、救急車も考慮した。目も血走り怖かった。
急に自分の事は自分ですると言い始める。が、すぐにはそうはいかないことは分かったことなのだが。私の心が苛立つ。
ベッドに自分で行くものの、食後の薬を中なかなか用しようとしない。意固地である。
やっとベッドの上で飲ませる。
私が夜11時二階へあがってほぼ1時間後。12時過ぎ、Sが私を呼んでいる。
下りてみると、ベッドの上で、頭から枕が外れて、無理な体制になっている。
直して、導眠剤を服用させる。
本当に難しい、私の心も体も、最悪な状態に近い。
左腕に加え右腕、腰も痛む。
そのことをSに伝えると、激しく拒否反応。私の状態については効く耳を持たないのだ。私が言う事でまたオフになり、振顫が激しくなると言うのだ。
どうしようもない。(溜息)
そして31日。五月が終わる。雨は昼ごろに上る。
午前、訪問リハビリ(理学療法士)と入浴介護(介護ヘルパー)。
S、食後や排便後などの傾眠症状は相変わらずだが、一日、まずまず気分落ち着いている。血圧などの状況も、まずまず安定。
明日で五月も終わり。明け方から雨。予報では、ほぼ一週間降り続くらしい。
今月またひとつ歳をとった。だからと言う訳ではないが、近作2首。まあ、戯れ歌のようなものだけれど。
一首目は、昨年何度か一人で訪れた日本海の風景を詠んだもの。
二首目は、まあ、・・・・そんなもの。
海浜の風車の羽を追いかけて
影ふみ遊ぶ吾は生きたし
~江津、浅利海岸にて~
永洋
(2023.5.14)
小便の吾を哭かすか夜啼き鳥
階下の君の寝息を聴きつつ
永洋
(2023.5.25)
と言えば言い過ぎなのだろうか。
あの喧騒から数日経った今、溜息と怒りと空しさ、そうした感情がうすら寒く湧いてくる。
彼ら権力者たちは結局のところ、原爆資料館見学や原爆慰霊碑献花を単なるセレモニー化して、HIROSHIMAを利用し、悪く言えば核抑止論を正当化したようなもんだ!と思えてくるのだが。
ウクライナ大統領来広に熱狂する市民たちを遠く眺めながら、私は、武器供与を要望する大統領と握手を交わすG7メンバーにある種の嫌悪感を覚えた。
例えば、ウクライナ大統領を呼ぶのであれば、無理を承知の上でもロシアや中国を招待するとか、そうした「実績」だけでも残すことは出来ただろうに、結局はあれである。
優れた記事がある。中国新聞2023年5月21日付第一面の署名記事「「広島ビジョン」に値せぬ」だ。それを読みながらぶつぶつあれこれと、思った私である。
<Murder of Geoge Floyd ジョージ・フロイドの死>
2020年5月25日、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドが、ミネアポリス近郊で警察官によって拘束殺害された。
「怒りと希望」はその記憶と共に在る。
「怒りと希望」~2020年5月25日の夜に~
作詞:AZMI 作曲:KAMAL
(1)
光を浴びて 幹は立ち
枝を落とせば 葉は繁る
たわわに実った 希望をもいで
口に含めば いのちこぼれる
*私は悲しみ 私は怒り
私は希望 私は歌う
(2)
あなたが残した 言葉には
寄る辺ない岸 ゆれる船
差し伸べたなら ふたつの手
必ずつながる 結ばれるから
*~*
(3)
袖をまくって 進もうか
膝を落として 祈りを
今は闇でも その先に
我らがかざす 灯(ともしび)がある
*~*
*~*
(2020.6.2)
2023年5月19日金曜日。夜は明けたけれど、どす黒い雨が降っている。
道を叩く雨粒にしぶきが上がり行く手を遮って激しく降っている。
ああもう5月が過ぎて行く。
警護車両に守られてトラワレビトたちの列が続く。
ブルース!
アイルランド、キルデア郡の5月はまだ寒く、セーターにコートは必需。
彼の祖先が眠るとか、
ラタンガンの教会で
橋のたもとで
雲の行方を見つめる。
その先に、歌が響くのだ。
「ささゆり一輪、野に挿して」
作詞:AZMI 作曲:KAMAL
朝(あした)に草刈れば
光はとび散り けものは潜(ひそ)む
ささゆり一輪、野に挿して
あなたの香りは
時の忘れもの 野の悪戯(いたずら)よ
ささゆり一輪、野に挿して
ささゆり一輪、野に挿して
野に挿して
(2020.6.17)
「赤い折鶴」
作詞:AZMI 作曲:Kamal
赤い折鶴 本棚の隅で眠っていたよ
あなたと生きて あなたと別れた その名残り
願いを込めたはずだけど・・・
指で羽先つついたら
ゆっくりゆっくり羽ばたいて
風をつくって 舞い上がる
忘れたいけど忘れられない思い出は
握りつぶして屑籠に ぽいと捨てればいいものを
叶ったことは 何と何?・・・
指で嘴(くちばし)つついたら
ゆっくりゆっくり背伸びして
風をはらんで 上(うわ)の空
忘れたくない思い出さえも振り払い
気ままに窓から飛んでった 振り向かないで 碧空へ
(2019.1.12)
先週水曜日の低血圧による意識消失についてはこのブログ灯浮標7に投稿しているが、それからの経過など。
Sは、その後も、食事や排便などの後、強い傾眠状態に陥る。
それはほぼ毎日。ここ数週間はそうした傾向が強く、医師に話しても、季節柄、或いはSの長い闘病歴などから、致し方も無い、難しい局面で在ろうと言う話になるのだが。
なかでも、日曜日もかなりな状態に陥った。
水曜日から数日を待たずで、どうしたものか。
日曜日は、すこし多めに血圧の変動もチェックしてみた。
5月14日日曜日
(朝8:00) 111~78 脈拍67
(9:00) 73~49 61 指先冷たく酸素量測れず。
(9:30) 130~57 53
(11:30) 117~74 61
(午後4:00) 102~70 85 酸素濃度96
(8:00) 119~71 58
5月15日月曜日
(朝7:30) 140~102 61
(9:00) 93~67 59
特に日曜日の朝食後9時時点での数値が低すぎる。ただ、水曜日とは異なり、意識はあり、マットレスに横たわらせると30分程度で血圧は上昇した。
いずれにしてもこの血圧の波は問題。
月曜日午前はヘルパーさん、午後はN病院で言語リハビリ。それから区役所での用件を済ませて、かかりつけ医のMクリニックへ。
タリージェを夕食後2.5㎎だけ飲むことに。減薬して様子見。
原因はそれだけではなく複合的、かつパーキンソン病歴20年近いその事実に直面しているというわけなのだろうが、先ずはこれでしばらくやってみる。
それにしても、Sの傾眠は多くなったし、頭の覚醒しない時間が増えた。私とのコミュニケーションもうまくいかないことが多い。
将来に亘って不安。もちろん、私の介護体力、その気力も落ちてきているわけで。
私の本棚から手にした「中村憲吉歌集 斉藤茂吉・土屋文明選」(岩波書店)で、命日が数日前の5月5日だったことに気づく。
歌人中村憲吉<1889年(明治22年)1月25日~1934年(昭和9年)5月5日>は私の通った高校(旧三次中学)の大先輩で、中村の在学当時、倉田百三と共に校友雑誌「白帆」を編集、投稿もしていたらしい。
数年前、三次市布野町の生家を改造した中村憲吉文芸記念館を訪ねたことがある。
庭に一本のアララギ。濃い緑が輝いていた。
晩年、広島市郊外の海辺で療養もしたとか。没したのは尾道。
憲吉の初期の歌を一首。
明治41年「竹」から、
月の夜を霧に濡れたる竹垣のひかるが上に吾が影行けり
そして晩年(昭和9年)の作品から一首。
悲しみが心に沁みて亡き君を夜々に夢みて寝がたかりける
広島はG7開催を前に厳戒態勢。
巣篭りとまでは行かないけれど、市中に出る気は無し。