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2014年11月

2014年11月20日 (木)

ジェロさんのオールジャンルライブ「スペシャルステージ2014」 いよいよ!

今日からリハーサルも始まったよ!

今年で4回目!年に1度のお楽しみ!

ジェロさんのオールジャンルライブ「スペシャルステージ2014」 いよいよ来週からスタート!

演歌はもちろん、J-POP、R&B,Jazzなど、ジェロさんならではのセットリスト!

11月24日 名古屋ブルーノート http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/index.html

11月25日 ビルボードライブ大阪 http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php…

11月30日 モーションブルーヨコハマ http://www.motionblue.co.jp/artists/jero

ジェロ 「なきむし倶楽部」|フル動画GyaO!|音楽 http://gyao.yahoo.co.jp/player/00091/v07945/v0994000000000542786/‪#‎GyaO

http://jero.jp

<スマートフォンサイト>

http://sp.ddef.jp/jer/

<ツイッター>

http://twitter.com/jeroenka

2014年11月17日 (月)

朱自清「春」を訳しました。

「春」

                                                朱自清

 

待ってた、待ってた、東風(こち)が吹く。春の足音が近づいて来る。

万物は目覚め、その瞳は輝く。山は朗らかに笑い、水は滔々と流れ、太陽も一層赤い。

土を穿って草は、瑞々しく鮮やかだ。庭に田野に、そこかしこに青々と春。人は、座ったり、横になったり、転がったり、ボールを蹴ったり、駆けたり、鬼ごっこに興じたり。風はふんわり軽やかで、草はなんとも柔らかだ。

 桃、杏、梨、どれもこれもが咲き競い、どれもこれもが満開の時。その花弁の紅は火のようで、その咲き乱れる様は霞のようで、その白さは雪のよう。花は甘美に香る。目を閉じれば、たわわに実った桃、杏、梨!花に誘われ無数の蜜蜂が羽を唸らせている。アゲハやシジミ、様々な蝶が、舞い寄っては去り、去っては舞い寄って来る。野の花は遍く地上に姿を現す。名も知らぬ野草、誰もがその名を口にする春の花、そのことごとくが里を埋めている。まるで野に瞳があるように、そしてまたそこが星の世界であるかのように、花の瞳が瞬いている。

「柳の風の心地よさよ」。その優しさ暖かさにお母さんの掌を思う。大地に命は芽生え、若草は丈を伸ばし、花々は香り、大気は潤う。花と若葉に包まれて、鳥は安らかに巣篭る。楽しいではないか。鳥は自慢の喉を震わせて、その心地よい音色を聴かせてくれる。歌声は風に乗り、流れる水と溶け合って行く。牧童が牛の背で笛を吹く。その笛の音は、天高く響き渡る・・・。

  雨が数日降り続いたからといって、この時期ならば、どれほどのことがあろう。悩ましくはない。ご覧なさい。雨はまるで牛の毛のように艶やかで、花のめしべのようにたおやかで、そしてまた、その細密さは絹の糸。雨は、精緻に織り上げられて、家々の屋根を隈なく包み込み、一層仄暗く煙っている。それでも、木々の緑は鮮やかに輝いているし、あなたが目を落とせば、下草も青く染め上げられている。やがて日は暮れ、灯が点り、点々と淡い光が夕闇に滲む。しめやかで平和な夜が訪れる。里の小路の石橋の畔に、とぼとぼ傘を差して行く人があり、 野良には、夜のとばりに追われながら、蓑を纏い笠を被り仕事に精を出す農民がいる。彼らの家々は、春の雨に、あまねく黙している。

この空が晴れたなら無数の凧が舞い、子どもたちが群れ遊ぶ。家並の軒先を老いも若きも行き集い、今この春を楽しんでいる。春は体に生気が宿り、精神は奮い立つ。それぞれの春を謳歌しよう。「一年の計は春にこそある」。いろんな夢や希望が、頭をもたげてくる。

春は、生まれたばかりの女の子のようだ。つま先から頭のてっぺんまで伸び盛り。

春は、娘のようだ。ほら、まるでしなやかに揺れる花の枝で、その娘ときたら、笑い転げる、走り回る。

春は、りりしい青年のようだ。腕っぷしは強く腰まわりは逞しく、彼らは、もはや老いたる私たちの先を歩む。それを使命と、よくよく分かっているのだ。

 

*底本「朱自清散文集」百花文艺出版社

 

(訳:洋文 2014.5.17.)

 

*朱自清:18981948.近代中国を代表する詩人、エッセイスト。

*先日のブログで、今春に「春」をUPと書きましたが、私の勘違いで、1月に一部分の訳だけをUPしていました。改めて「春」の全訳をUPしておきます。

 

 

2014年11月16日 (日)

オールジャンルのジェロ堪能!<ジェロ スペシャルステージ2014>間もなく!

<ジェロ スペシャルステージ2014>ツアー

あと1週間余りでいよいよスタート!


<名古屋公演>
●公演日時:11月24日(月・祝)
1stステージ
開場 15:00 / 開演 16:00
2ndステージ 開場 18:00 / 開演
19:00
●会場:名古屋ブルーノート(愛知県名古屋市中区錦3-22-20 ダイテックサカエビルB2)
●チケット料金 7,700円(税込)

●お問い合わせ:名古屋ブルーノート
052-961-6311
●チケット絶賛発売中!

<大阪公演>
●公演日時:11月25日(火)
1stステージ 開場
15:30 / 開演 16:30
2ndステージ 開場 18:30 / 開演 19:30

●会場:ビルボードライブ大阪(大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスPLAZA ENT B2F)
●チケット料金
【自由席】
7,900円(税込)
【カジュアル席・1ドリンク付】 6,400円(税込)
●お問い合わせ:ビルボードライブ大阪
06-6342-7722
●チケット絶賛発売中!!

<横浜公演>
●公演日時:11月30日(日)
1stステージ
開場 15:45 / 開演 17:00
2ndステージ 開場 18:45 / 開演
20:00
●会場:モーション・ブルー・ヨコハマ
(神奈川県横浜市中区新港1-1-2
横浜赤レンガ倉庫2号館3F)
●チケット料金
【自由席】 7,500円(税込)

【BOX席】30,000円(税込)+シートチャージ6,000円(税込)
(4名様までご利用可能)
●お問い合わせ:モーション・ブルー・ヨコハマ
045-226-1919
●チケット絶賛発売中!


ジェロさん初作詞、Dickeyさん作曲
話題沸騰!
FMヨコハマ「Break
It Down」から生まれたジェロさんの初洋楽!
「Break My Heart」も聴ける!!

演歌はもちろん、R&B、ジャズ、ポップスと、オールジャンルの熱唱は、

年に一度のこのステージだけ!

4年目になる今回は、どんなセットリストかな!

ジェロ 「なきむし倶楽部」|フル動画GyaO!|音楽 http://gyao.yahoo.co.jp/player/00091/v07945/v0994000000000542786/‪#‎GyaO

http://jero.jp

<スマートフォンサイト>

http://sp.ddef.jp/jer/

<ツイッター>

http://twitter.com/jeroenka

2014年11月15日 (土)

 朱自清「ばたばた」(原題:匆匆)を訳しました。 

中国のエッセイストで詩人、朱自清の作品紹介第2弾です。

前回の「春」が確か5月ごろだったので、半年ぶりですか。今回は「ばたばた(匆匆)」。あくまで自分なりの自己満足訳ということで。ではどうぞ。

    「ばたばた」(原題:匆匆)                       朱自清

  燕は去り、また再び飛来する。楊柳は枯れても、また再び緑の時が訪れる。桃の花は散り、また再び花が咲く。時よ、あなたはご存じだろうか、私たちの営みが、何故にこうして過ぎ越しを繰り返すのかを。 時の盗人よ。あなたはいったい何者なのか?そして、過ぎ去った時をいったい何処に隠したのか?いやいやそうではなく、時は、自らの意志で逃げ去ったのだろうけれど。では、果たしてその逃げ去った時は、今何処に居座っているのか。

  もっとも、彼らが私にどれだけの猶予を与えてくれているのか、私は知る由もないが。ただ言えるのは、私の手は何かを確実に掴み取ったわけではなく、掴み取った筈の何かは、手ごたえも無く虚ろであるということだ。時は何も語らず、二十年以上も私の手の中から流れ落ち続けている。もともと、時の一滴は海に消えた針の先端ほどで、私の時はその僅かな一滴の連続に過ぎず、音も無く、影も形も無い。様々に思いを馳せれば、私は涙を禁じ得ないのだ。

  去るべきものは去り、来るべきものは来る。去るもの来るもの、その狭間で時は何故にこうも慌ただしいのか。朝起きると、我が家の狭小な一室にも、太陽の光はあちらこちらから差し込んでくる。太陽には脚があり、それは軽々と音も立てずに移動する。私もまた似たようなものなのか、日がな一日ただ黙々とせわしなく同じ所を回転しているにすぎない。時は、手を洗うたびに手水鉢から零れ落ちる水のようにあっけないし、そしてまた、食事時に御碗から飯粒が零れ落ちるように、去っていく。私がぼんやりしている間に、時は私の目の前から消える。しかもそれは、いつだって慌ただしく、手を伸ばして遮ろうとしても、遮ったその手の端から遠ざかる。未明、私はまだ寝床に横たわっているのだが、よくしたものでそれは私の体にまたがり、私の足元から飛び去って行く。目覚めてまた再び太陽に別れを告げて、私の一日が終わる。私は大きく溜息をつく。一日は私の溜息に始まり、瞬く間に過ぎて行くのだ。

  飛ぶが如くに逃げていく時よ。無数の営みがひしめくこの世界の中で私には、いったい何ができるというのだろう。ただ当てどなくうろつくだけか。ただせわしなく動き回るだけか。私には、これまでの人生、日数にすれば八千日以上をばたばたうろつく以外に、時を費やす術は無かった。過ぎ去った時は、僅かな風にも吹き散る煙の如く。朝の太陽に溶ける薄い霧の如く。私は、いささかでも私の痕跡をこの世に残せるのだろうか?これまでに私の残したものは、頼りなく揺れる、か細い絹糸一本にでも例えられるのだろうか?私はこの世に裸で生まれ落ちた。そしてまた一瞬にして裸で帰っていく。だから私は、無駄にせわしないこの生き方を、そう易々と受け入れたくはない。

  時よ、聡明なあなたは私に答えなければならない。我たちの「時」は、何故に繰り返すのかと。  [1922.3.28.]

*底本「朱自清散文选集」百花文艺出版社

(訳:洋文 2014.11.13.)

2014年11月13日 (木)

出雲、石見路。2014年、初冬。

<雨の出雲へ>

今週の日曜日(11月9日)、ふと思い立って、雨の中、出雲大社まで車を走らせました。往路は、中国自動車道から三次へ降り、R54経由で出雲まで。 赤名峠は紅葉がピーク。赤や黄が雨に滲んでいました。 お昼ちょうどに出雲大社に到着したのですが、激しい雨にもかかわらず、日本各地から多くの参拝客が訪れていました。スターバックスもあったりして、すっかり縁結びのパワースポット。私は、もう何十回となく訪れているものの前回が10年以上前。その間に、周辺を合わせて、かなり様変わりしていました。

... お参りした後、色々と思い出深い鷺浦、鵜峠(ここへの道は狭く勾配もきついのでお勧めしませんが。)へ。それから日御碕へも足を延ばしました。

日御碕までは出雲大社から車で僅か15分程度にも拘らず、大社周辺の喧騒が嘘のよう。駐車場も日御碕灯台への遊歩道も閑散としていました。 「雨だから?」って、土産物屋さんの店頭で暇を持て余しているおばあちゃんに聞くと、「いや、いつもこう」だそう。 いいところなのにね。せっかく出雲大社までお越しになったのなら、日御碕へもおいでになればいいのに。 私は、雨が小降りになるのをその店先で待って、それから日御碕灯台のてっぺんへもえっちらおっちら上ったのでしたが、あれだけ降っていた雨が、私が上りきるのを待っていたかのように止み、薄日さえ差し始めたのでした。 ちなみに、経島(ふみしま)にウミネコが飛来するのは、12月になってからだそうです。

雨が上がったので、海岸沿いを、しばらく走りました。

松江道も開通し、浜田道と併せて、まあ当たり前と言えば当たり前ですが、この10年で物資の流れもすっかり変わってしまったなあと、感慨深いものがありました。

降っても晴れても出雲路、皆様もどうぞ。

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