2022年5月18日 (水)

灯浮標44(2022.5.18)パーキンソン病と幻覚、不眠など。変わらぬ日々。

5月16日。月曜日。未明に起こされる。体の痛みをうったえる。排尿補助。

朝方も呼ばれる。

午後からN病院で」言語リハビリがあるが、私が疲れ果て、眠りも浅く、腰も痛い。タクシーを利用しようかとも思う。車を運転する自信がない。

それでも結局、自分の運転で、どうにか連れて行く。

その後、Sの体調オンが続くようなので、久しぶりにカラオケ店へ。1時間半ほど滞在。

17日。S,デーサービス。朝から頭痛が続くが、Sを送り届けてから、スーパーで買い物。色々用事を済ます。4時過ぎに迎えに行く。

18日。日付が変わって12時過ぎ、転寝をしてしまっていた私が階下に降りて見ると、S、リビングで眠って居る。体勢を安定させて、薬を用意して、下剤、睡眠薬2.5mg一錠を飲ませる。

朝、6時前、S、リビングのマットレスの上で尿まみれ。尿瓶がこぼれたようだ。

おしめも履いてはいたのがだが、うまくいかなかったらしい。

色々いつもの、あいも変わらない処理をする。洗濯物どっさり。

朝9時過ぎ、訪問リハビリ。45分滞在。私の体を心配してくださる。

実は、昨日が私の誕生日で、また一つ老いたわけである。

S、リハビリの先生が変えられた後も、ベッドで眠って居る。

朝から穏やかに快晴。

2022年5月15日 (日)

灯浮標43(2022.5.15)パーキンソン病と幻覚、不眠。(沖縄本土復帰50年。)

5月14日土曜日、午前2時、体勢を整えてやる。5時過ぎ、排尿が上手くいかなかったらしく、敷布、マットレスなども大きく濡れている。

幻覚で体に上ってくるものを防ぐためにしたと本人。両足首をTシャツで縛っている。

着替えさせて、敷布やマットレスを拭いたり洗濯したり。

昼間はデーサービス。

15日は、夜中に熱くしたタオルで体を拭いてやる。

朝方6時過ぎに階下に降りて見ると、リビングに移動して車椅子で眠って居る。

リビングのマットレスに移動させて、体を拭いてもう一度眠らせる。

今日は、どうも覚醒状態が悪い。目力がない。(睡眠不足や導眠剤2.5㎎を2錠服用した関係か。)

それでも、ここ数日は、幻覚がマックスだったころと比べれば、若干の落ち着きが見られる。

まだまだ油断はできないが、ほぼ2週間前からの減薬の効果がほんの少しは出てきたのかもしれない。

このところ、食欲があまりない。体重が一ケ月~2か月前には70キロ前後あったのだが、現在は67キロ前後か。増えたら増えたで、減れば減ったで悩ましい。

今日15日は、沖縄の本土復帰50年の日。


YouTube: 「あの海の向こうに(レゲエ版:reggae version)」lulu&tonys

2022年5月13日 (金)

灯浮標42(2022.5.13)パーキンソン病と幻覚。止まない日々。

今日も深夜から断続的に私を呼ぶS.

Sに憑いて離れない幻覚。その実態は何なのか。

私にもわからない。

昼間はNリハビリテーション病院で言語リハビリ。夕方はヘルパーさんの入浴介護。

夜はまた幻覚。止まない恐れと不眠。

昨夜からは1時間程度しか眠れず。

2022年5月12日 (木)

灯浮標41(2022.5.12)パーキンソン病患者の幻覚と我欲の間で。

せいぜい一瞬ではあるが、私の時間。風呂から上がってパソコンを開くと、あと30分足らずで日付がかわる。

今朝は、というか、未明、2時過ぎに階下からの声に呼ばれて、Sの部屋を開けると、ベッドから床に下りようとしていて、どうにか支えて床のマットレスに寝かせる。

午前3時過ぎ、再び私は蒲団に体を横たえる。朝、6時前、階下から呼ばれるままに、襖を開けると、マットレスもSの体も小便に濡れている。尿瓶にうまく排尿が出来なかったらしい。おしめも排尿で膨らんでいる。

レンジで蒸しタオルを作り、体を拭いてやる。敷布や衣類を洗濯機に詰め込む。

午前9時、訪問看護。帰り際、アドバンス・ケア・プランニングの話をされる。

午後、HクリニックでW先生のリハビリ。

ほとんど24時間拘束の状態に、私はいら立ちが募る。

Sは、体の辛さ、幻覚の辛さが先に立ち、私のいら立ちが理解できない。

睡眠不足から、車の運転も辛い。

午前の事だが、Sには、まだやり残していることがあると、看護師に話していた。

それがまた、結局のところ、私を更に拘束していくことは、おそらく言うまでもない。

そして、今日初めて、その訪問看護師に、S自らの、ギャンブル依存の過去や、それによって、愛犬の世話がおろそかになった悔恨が、幻覚の根っこにもあることなどを話す。

そしてまた、Sが階下から私を呼ぶ電話の着信音。もう日付が変わる。排便の為にトイレまで誘導する。眠れない夜の開幕。

2022年5月11日 (水)

灯浮標40(2022.5.11)パーキンソン病とギャンブル依存症。(自宅売却)

今回で灯浮標40回。ゆっくりとはいえ、いつの間にか、である。

Sの自宅売却のことを、メモ書きとして記す。

灯浮標35(2022.4.27)に書いているが、Sのギャンブルによるクレジット破たんで、特定調停から返済が始まったのが、2015年(平成27年)11月。その年の夏7月偈頌運からSは私の家で犬と一緒に暮らすことになる。週1,2回、他都市にあったSの自宅へ私の運転で高速道経由、日帰り帰宅を繰り返していたのだが、Sはもちろん、私にも負担が大きかった。

また、特定調停により返済が始まったにもかかわらず、Sのパチンコ通いは一向に収まらなかった。

金銭的にも厳しい状態が続いていた。結局自宅を持ち続けることは難しく、2018年(平成30年)4月10日、仲介業者を燈して不動産会社(兼工務店)へ売却が成立した。

足元を見られていたというか、結局金額は安かったが、もうそんなことを言っていられる状況ではなかった。団地内に建っていた土地付きのその戸建て住宅は200万円余りで手放すことになったのだった。パーキンソン病のSと共に、その法的手続きなどには全て私が立ち会った。

手続きに際し、Sも知らなかった様ざまな事が分かった。

名義はSの母親とSにあり、既に亡くなっておられたSの母親の戸籍謄本や住民票(取り寄せたり、司法書士さんに頼んだり、Sと私が直接、他自治体の役所に出向いたり・・本当に大変だった。)から、お母様とご主人が共に歩まれた人生の一端も窺えた。(Sの生まれるずっと前の事だが、思いもよらない他県でも暮らしておられたり、ご主人の仕事の関係で中国でも暮らしておられた。)

売却はなったものの、その金額は、お姉様へのお礼金として、また、諸経費や借金の清算に、残りも数か月でパチンコを主とするギャンブルに消えて行ったのである。

これは、特定調停による返済とは別の話である。特定調停による返済は、翌2019年(R1年)9月まで続くのである。その間に愛犬2匹が相次いで旅立つという悲しみも重なる。、

2022年5月 9日 (月)

灯浮標39(2022.5.9)パーキンソン病と幻覚、その他。&#「いつもの道だけれど」

先週6日(金)、もうどうにも体が動かない。

午前中はSの言語リハビリ。N病院へ。

帰宅後、夕方からSの入浴介護で、男性のヘルパーさん。Sも振顫が強く体も動かず。

それでもなんとか言葉がけをしながら入浴させてくださる。さすがである。

そのあと、ヘルパーさんが、嫌がるSをなんとか納得させて、急遽、一旦はケアマネージャーさんに依頼しながらも断っていたショートステイに日曜から月曜までの一泊だけ行くことに。S、どうにかOKを出してくれる。金曜から日曜日までも夜は幻覚に苛まれるS。私はもちろん、圧倒的寝不足。

そしてどうにか、昨日今日と一息。だからといって何もする気にはならず。

ほとんど、ぼーっとしている。

今日、夕方、Sを迎えに行く。

昔書いた詞。不思議と自分では気に入っている。まあ、自己満足の極みだけれど。

「いつもの道だけれど」

作詞:Azmi H Eijima 作曲:Azmi H Eijima、 Kamal

いつもの道だけれど いつもとちがう

足音がする

いつもの道だけれど いつもとちがう

草の実こぼれ

いつもの道だけれど いつもとちがう

ひとりのわたし

いつもの道だけれど いつもとちがう

風に揺れている

いつもの道だけれど いつもとちがう

星くず踏んだ

いつもの道だけれど いつもとちがう

(2019.3.11)


YouTube: いつもの道だけれど(lulu&tonys)練習中(2019.11.19)

2022年5月 8日 (日)

日本、本州最西北端、川尻岬(2022.4.16)

山口県長門市油谷向津具(むかつく)下、川尻岬(2022.4.16)

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YouTube: 「夢岬賛歌」(ゆめみさきさんか)(試作)

2022年5月 7日 (土)

「櫂の音に灯影の揺れる秦淮河」(俞平伯 作)翻訳、始めました。

夜7時ごろ夕食。疲労感も強く、ベッドに横たわってそのまま爆睡。

てっきり夜明けかと思ったら、まだ今日の夜9時過ぎ。で、気分ガタ落ち。

さて。

今から2年半前、2019年10月に私が翻訳した朱自清(1898~1948)の「櫂の音に灯影揺れる秦淮河」(原題「桨声灯影里的秦淮河」1923年10月脱稿)と同名の作品を、俞平伯(1900~1990)も1923年8月に著しています。実は友人だった朱と俞は、その年、秦淮河で同じ船に乗船し舟遊びを楽しみ、それを同名の随筆としてそれぞれに発表しています。当時、朱は25歳、俞は23歳。同じ舟遊びを楽しんだ二人の眼に映った景色の違いに興味が沸き、翻訳をしてみようと取り掛かったわけです。

最初の一行を訳したのが、どうにかこうにかこの4月30日。年内に訳し終えることができるかどうか。はなはだ心もとないのですが。取り敢えず、こうしてメモを残しておきます。では。

2022年5月 6日 (金)

灯浮標38(2022.5.6)パーキンソン病と幻覚、幻聴、幻視のことなど。

S,ここ数か月。特に激しい幻覚に悩まされているここ数週間。

特に先週末から今週に掛けては、熾烈を極める。

最近は、蛇やトカゲらしきもの。ぬめっとした存在も現出している。

朝は言語リハビリ。夕方からは入浴介護。なんとか凌げた。

私は、精神安定剤のお世話に。

時々ふらつきや頭痛が私を苛む。

今日は、数年前から幻覚に悩まされているNさんに電話で話を聞いてみる。

それからMさんから思いがけず電話。私を気遣ってくださる。

夜12時前、Sをなんとか寝かしつける。

2022年5月 4日 (水)

灯浮標37(2022.5.4)パーキンソン病と幻覚のことなど。

カーテンを開け、ガラス窓を開け、網戸も開け放す。

暗闇の中、雨が降っている。

「ほら、何もだれもいないだろ!!」 

怯えるSに諭すが、聴く耳を持たない。

ここ数日、Sの症状は最悪に近い状態で。

ようやく今朝若干の改善が見られた。

特に、幻覚幻聴はこれまでになく酷いものだった。

5月2日(月)、昼、毎週月曜日と金曜日に行っている言語リハビリの日で、その前日から、幻覚幻聴は相変わらずだったのだが、それでも本人が行きたいと言うので連れて行く。

それから、かかりつけの神経内科へ。

幻覚幻聴の症状などを話す。

取り敢えずオンジェンティス服用は止めることに。

帰宅後、夜にかけて幻覚に悩まされる。特に曾ての飼い犬らしき存在が現出?して消えない。

夜6時半、かかりつけ医に電話。幸いギリギリまだおられて電話に出て下さる。

マドパーを1錠半服用時の時は半錠減らすことに。

すぐには効果は出ないが、とりあえずそうする。

また長く施術を受けている作業療法士のW先生に電話するも留守電。メールに症状を残しておく。

一晩中、犬以外にも、もののけを感じるらしく、私を呼び続ける。体のこわばりや振顫も酷い。

Sの求めに応じて横で寝てやるのだが、結局、朝まで私は殆ど一睡もできず。Sはうつらうつら状態。

3日朝のSの血圧は、171~112と久しぶりに高め。(4日朝は142~88と落ち着く。)

3日朝、ケアマネージャーや訪問看護師に電話連絡するも、どうにもならない。連休中、しかもその初日でショートステイも一時入院も叶わず。デーサービスを増やすしか方法がない。

3日、どうにかデーサービスに連れて行くことができた。私が休める。

急遽、4日もデーサービスに行かせることに。

3日夜から4日朝にかけて、本当に久しぶりに私は眠ることができた。Sによると、夜中に私もかなりうなされていたようだが。

4日朝、6時前、階下のSに呼ばれ、寝室に行って見ると、衣類やおしめが散乱。片づけて、うがいをさせる。

おなかに何物かが憑りついていると言うので、さすって払いのけて?やる。

起床時のマドパーを服用させる。すこしづつ落ち着きを取り戻しつつあるようだが、油断はできない。