灯浮標67(2022.10.29)パーキンソン病とギャンブル依存症&新型コロナ陽性から1ヶ月
Sが私と一日遅れで新型コロナ陽性となって1ヶ月が過ぎようとしている。Sの場合は当初発熱があったものの(最高39度まで上がった)カロナールですぐに解熱。それからは大きな後遺症も無く、今では、パーキンソン病としての症状が強い。
今夏の初め、かかりつけ医の指示を仰いで、マドパー錠を減薬(12錠から9錠。実際は1日7錠から8錠を服用)したが、コロナの方が一段落したここ数週間、幻聴が収まらない。特に深夜の幻聴がひどい。曾ての愛犬(2匹とも数年前に旅立っている)も頻繁に出現しているようだ。
そのあおりを食って、介護する私の負担が増え、体力的にも精神的にもぎりぎり。
特にここ数日、私の睡眠不足が続き、ストレスもマックス。そのせいだろうか、元々の持病でもある耳鳴りも酷い。
今日は急遽ヘルパーさんに午前中来てもらい、その間に私は通院。
夕方からは入浴介護に男性ヘルパーさん。助かる。
さて、この灯浮標は、もともとパーキンソン病患者のギャンブル依存症がメインテーマだったのだが、最近はちょっと色合いが変わってきている。
だからという訳でもないのだが、今回は、Sのギャンブル依存症に関する数多くのエピソードから一つ。
曾てのある日。そろそろ日付が変わるまさに午前零時。パチンコに行っているSから、帰れなくなったと呼び出し。(もちろんバス代、タクシー代までも使い果たしている。)
迎えに行く。パチンコ屋の前で蹲っているSを車に乗せ、食事を終日とっていないと言うSをファミレスに連れて行く。無心に食べているSを私は見ているだけで、怒る気にもなれない。
そんな日々もありきたり。今からでは考えられない。今ではもう体力的に無理だろう。
果たして、Sはそんなことを覚えているかどうか。
確実に残り少ない人生の中で、Sは真摯に自分の犯した人生のミスをどこまで悔いているのかどうか・・・、よく分からない時がある。その全てを病的賭博というパーキンソン病の副作用のせいにとは言えないのではないのか? 他に、S自身になにかしら問題というかギャンブル依存の要素要因があったのではないか、とも思うのである。今更ながら。
追記:S,私と一緒に昨日27日、インフルエンザワクチンの接種を終える。
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