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2022年4月27日 (水)

灯浮標35(2022.4.27)パーキンソン病患者の日常&ギャンブル依存症、特定調停。

昨夜(26日)、パーキンソン病のご主人(最後は総合病院に入院して71歳で亡くなられた。亡くなる直前には胃瘻も。)を長く介護しておられた奥様(古くからのS,私共通の知人)に久しぶりに電話。色々と相談する。ご主人も低血圧などで色々と大変な日常だったと改めてお聞きする。

また、昨夜は私の古い友人から電話。お互いの近況など話す。心が安らぐ。感謝。

今朝(27日)は、久しぶりにSの血圧、高めながらも安定。(7時、食前で141~86、脈拍48、体温36.8度)

表情も落ち着いて見える。昨夜来の激しい雨も上がり、気圧の変化なども影響しているのか。

午前中、ヘルパーさん。(1時間半)。

午後、訪問リハビリ(45分)。

(メモ)

ブログバックナンバーに目を通してみたのだが、Sの「特定調停」についての記録を書いてないようなので、ここにメモしておく。(書ける範囲でではあるが。)

平成27年(2015年)7月中旬、Sの多額のクレジット会社からの借り入れが発覚。(不確かではあるが、Sが私に借金を頼んだことがきっかけだったような記憶がある。)借り入れの原因の多くはパチンコによる借金。そしてネットで知り合った人物とのトラブルもあったらしいが、詳細はよく分からない。

私の自宅で、私、S、それに共通の友人Yの3人で対応策を話す。(当時、Sは既に私の家で愛犬2匹と共に多く起居していた。)

よく覚えていないのだが、消費者相談センター的な公的な機関と相談して、すぐにクレジット会社に電話。返済停止を申し入れる。

平成27年8月19日、簡易裁判所にクレジット会社4社を相手方に、特定調停申立書を提出。

平成27年10月28日、簡易裁判所にて、クレジット会社4社からの各担当者、S、私が同席。簡易裁判所裁判長により、特定調停の各法律に基づき、クレジット会社担当者、Sの同意の下、返済計画が決定される。(特定調停事件、正本発行日付は10月30日)

返済開始、平成27年11月。返済完了は、A社:平成31年5月(返済額:298474円)43回。B社:平成31年2月(200453円)40回。C社:平成31年9月(283264円)47回。D社:平成31年3月(491055円)41回。返済総額:1273246円。*尚、A,B,c社は残元金、確定金利を含んだ金額。D社は確定金利を放棄した。

11月からの返済について。A社、初回4474円、以降は各回7000円。B社、初回5453円、以降は各回5000円。B社、初回7264円、以降は各回6000円、D社、初回11055円、以降は12000円。

初回月、終了月を除き、毎月30000円の返済となる。それが4年間続く。そしてその4年間、Sはまだギャンブル依存から抜け出せていなく、返済はもちろん、様々な理由から、最後にはSの持ち家を売却することになり、住民票住所も私の家となる。

ATMによる返済だったが、Sの年金により、毎月の返済作業は全て私がした。パーキンソン病が進行し、且つギャンブル依存症から抜け出せていないSにはその作業は困難だった。

これらの具体的な事柄や内情についてはSの唯一の親族であるお姉様も知る由もなかった。返済に掛かる金銭について、一切の援助は受けなかった。(Sが本件について詳しくは伝えなかった。)

ギャンブル等による借金に至るまでに、Sは、Sの退職金(公務員(教職)であり、その額は私から見れば驚くほどの高額である。)及び貯蓄のほとんど全て(合せて数千万円に及ぶらしい。)をギャンブル、ネットトラブルで失っているのである。お姉様の驚きは、そのことにもあった。

返済の前後、最中も、ここには書き難い色々なことがあり、弁護士との相談、検察庁からの呼び出し、他都市の刑事とのやりとり等、様ざまな事があった。(そのほとんど全てに私がSに立ち会ってはいるが・・・)

返済期間中、その4年の間に愛犬は2匹とも旅立つ。返済直後、Sは膿胸で入院、その年の年末には中国で新型コロナウィルスが確認される。

*調停の席で裁判官は、まるで他人事のような表情のSを窘めた。そのことを私は未だにはっきりと覚えている。

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