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2021年4月

2021年4月22日 (木)

あさつゆ 朝露 Lulu&tonys


YouTube: あさつゆ(lulu&tonys)

今から10年以上前、初めて私が作った中国語による詩です。
昨日は晴天でしたが暦の上では「穀雨」。
この詩の世界になじんでいるような気がして投稿してみました。
「朝霧」(棗樹)
天微亮
朝露闪着光
从叶端落了
一滴又一滴
水滴入掌心
沁入掌纹
水滴润嘴唇
沁润朱唇
(和訳)
空は仄(ほの)かに
明け初(そ)めて
朝露が日に光り
葉末から一滴二滴
掌に零れて
滲む
唇を濡らして
滲む
(2010.3.8)
 

2021年4月 5日 (月)

余光中「翡翠の白菜」を翻訳しました。

朝からほぼ終日、翡翠色の雨が降り続いた清明の今日、余光中の「翠玉白菜」を翻訳しました。

「翡翠の白菜」(原題:翠玉白菜 余光中     (訳:永洋)

 

その前身はミャンマーか雲南辺りの石

どんなに優れた腕を振るい

どんなに深く彫り刻んだのか

一彫一彫、筋肉に挑み骨を削ぎ

輝石玉鉱の牢から

解き放たれて、妃のしなやかな指に触れ

慈しみ艶やかに、衆目を浴びる

その羨望の目くばせ、灯りの下に身も露わ

一代また一代、時に愛でられ輝いて

流麗に、光を内に秘めながら

或いは翠に或いは白に、あなたはすでにそこになく

ただ一塊の玉(ぎょく)、一株の菜

あの日、あなたは名工の手に留まり

魂は煌めき

玉胚のその深部から転生する

逃げた時間は捉えられない

凡そ芸術は嘘から出た真

嘘から出た真よ、真から出た真よ

羽を震わすキリギリスは、何が故

答えは見いだせず、謎を抱いたままに

翠瑞々しく、色は褪せない

もはや、玉自らが名工を孕んでいる

                                                                                 (二〇〇四年一月三十一日)

 

*余光中(ユ・グワンチョン)の詩「翠玉白菜」を訳詩しました。余光中は1928年、南京生。大陸、そして台湾で最も知られている現代詩人の一人。その創作活動は詩のみならず批評、散文など多岐に及びます。今回の「翠玉白菜」翻訳は、胡有清編集による余光中の詩選集「翠玉白菜」(2013年、南京大学出版社刊)に所収の同名作品を底本としました。

*「翠玉白菜」は、台北故宮博物院所蔵の「翠玉白菜」(清代18~19世紀、高18.7㎝)を指します。硬玉の翡翠を彫り込んだ名品。白菜の葉先にはキリギリスと、詩には触れられていませんがイナゴも一匹ずつ彫られています。余談ながら私は、過去3回台北故宮博物院で実物に遭遇しています。                 (2021.4.4.清明)

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2021年4月 1日 (木)

渝華園(YUKAEN)散策。(2021.3.30)

<渝華園散策>
先日の広島市内ジョギングの起点、渝華園について写真と共に。
市の広報やネット記事によると、渝華園は、中国四川省重慶市と広島市の友好都市提携5周年を記念して、1992年に造園された中国式庭園。敷地は約1700平方メールとこじんまりしているものの、内部には東屋などもあり、ほっと心休まる空間。透かし彫りの意匠や、流麗な屋根も美しく素晴らしい。当日(2021.3.30)も、一人で、或いはグループで人々が憩っておられました。中央公園では、サッカースタジアムの計画が進んでいますが、その端っこに位置している渝華園が、そのとばっちりを受けませんよう。関係機関には、呉々も、留意していただきたいと、改めて思った次第です。#渝華園   #広島サッカースタジアム
 

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