宮島以外には、大して美味くもなかった「ひろしま菓子博」。
2013年4月19日(金)から5月12日(日)で開催された「ひろしま菓子博2013」、
なにやかや物議をかもしながらも、どうにか無事?に終わりましたね。
(私の観覧記は、以前、このブログにUP(2013.4.30(火))しました。)
終わってみれば、入場者数は予定の80万人に対して80万7千人と、どうにかクリア。
まあ、それにしても1000人以下は切捨てという、「雑」な入場者総数の発表ではあります。
この「雑」さこそが、今回の様々な問題の根っこにあるのではないかと、私は思うのですが。
過去様々なイベントを開いて来て、
それなりのノウハウを蓄積してきた筈の広島にしては、
お粗末極まりない、「雑」なお菓子博でした。
さらに、楽しみにしていったのに、試食も出来ない、”美味しくない”お菓子博?
当初から問題になっていて、その後主催者が撤回した、
電動車椅子による会場内移動禁止以外にも、
実は、ベビーカーがパビリオン内入場禁止だったとか。
乳幼児は抱いて回れ!って、危なっかしく、酷い話ですよ、まったく。
会場内に休めるところはほとんど無し。
グリーンアリーナの椅子席で休もうにも、そこへ入るだけで長蛇の列。
まあ、お年寄りや体の丈夫でない方にも、辛い辛いイベント。
主催者も広島市も広島県も、一体何考えてたんだか。
弱者の視点なんかほとんど皆無か・・・。
なんにも考えて無かったってことでしょう。
先ずね、あの限定されたスペースに、期間中入場者80万人の設定自体が、
無茶よね。せいぜい半分の40万人だわ。
パビリオン設営デザインも変。導線がほとんど考えられていない。
スペースを有効活用するには、例えば回遊式にするとかさ、あるでしょ。
どこもかしこも行き止まりの連続で、まったく行き当たりばったり方式?
加えて、会場のトータルデザインが、ユニバーサルデザインのかけらも無い。
こんなん、私みたいな素人でも?ですよ。
駐車場も変。
土日祝日だけ!は、西風新都の私立大(えらい遠い)や宇品あたり(遠い)に、
やっと臨時駐車場。
会場周辺には、身障者やお年寄り、子どもなんかが、
ワンストップで乗降できるスペースも一切無い。
車椅子を事前に用意した車だけが中央公園内に駐車できるわけ。
これも変。会場で借りた車椅子でその駐車場と会場を移動するのも頑なに不可。
その駐車場、実は土曜日でも、がらがらだったんよね。
(会場へ入るために2時間近く並ばなければいけないので、事前に車椅子を借りようとしても、
会場へ一歩足を踏み入れるまでは絶対貸してくれない。
お年よりも、身障者も、どうしようもないわけ。これってやっぱり変。)
変変変。
私は、体の不自由な友人と行った(2013.4.28(日))わけですが、
駐車場や身障者対応などについて不安になっちゃって、事前に電話で確認したけど、
ラチ、あかんかったわ。(不安にさせるなって!)
まあ、杓子定規って、彼らのためにあるような言葉。
柔軟な対応が出来ないのよね。
会場内は人で溢れかえっていて、まあ、ほとんどのパビリオンは鬼行列で、
私たち、あきらめました。
弁当屋さんの屋台に列・・・・。
トイレに列・・・・。
空いた日に、空いた時間にっていっても、
だれもかれも平日に、行けるわけじゃないですから・・。
「賞味期限」も話題になりましたが、
まあ、このくらいにしといたるわ。
入場者数が成功の可否の基準にはならない。
そこんとこ、肝に銘じなあかんよ、皆さん。
すくなくとも、今回の博覧会、周辺の経済効果を良として、
「まずまず」とはどうにか言えたとしても、
成功とは言えない。
多角的な検証が必要。
で~も、検証なんか、する筈ないか?
主催者さん、終わってしまえば、恐らく、はい、バイバイでしょ?
(県からだって、お金出ているんだけどなあ。それって税金でしょ。)
PS:
そんなこんなの菓子博でも結局80万7千人。
フラワーフェスティバルには180万2千人。
世間は祝祭空間を欲しています。
もっともっと楽しい、誰でも楽しい、
そんな祝祭空間の実現に英知を絞って欲しいものです。
PS:
もひとつ。食べ物扱うのに、会場内、えらい埃まみれでしたなあ。
やわな私、喉、炎症起しましたわ。涙ですわ。
*画像は、2013年4月27日(土)午後4時頃の、
大型バス(団体客)&車椅子専用駐車場。(中央公園)
「犬のカラオケ」更新
コメント