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2013年3月14日 (木)

HIRO訳 漢詩12.(杜牧「江南春」)

凡そひと月半ぶりのHIRO訳漢詩です。

ここのところ暖かく、昨日は春の雨でしたね。

時季はまさに春耕。

私の好きな杜牧(晩唐期の詩人、803~853)の、

これまた超有名な「江南春」を、怖いもの知らずと言いますか、

訳してみました。

例によって、私なりの、まあイメージ訳といったところでしょうか。

正しい訳は、著名な方の書籍やネット等でどうぞ。

その前に。

中国の江南地方といえば、上海、蘇州、無錫、杭州、南京などの歴史的な大都市、

そして、烏鎮、朱家角などの水郷地帯を思い浮かべます。

また、太湖に遊ばれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、蘇州から朱家角へ足を延ばしたことがあり、

その水郷の風景が今も懐かしく甦ります。

そんな江南の春をどうぞ。

(原詩)

「江南春」   (杜牧)

千里莺啼绿映红,

水村山郭酒旗风。

南朝四百八十寺,

多少楼台烟雨中。

   

(HIRO訳)

「江南の春」

花と緑がウグイスを呼び、

酒屋の旗は水面に笑う。

かつて栄えた寺院の声が、

煙雨に霞んで逃げて行く。

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