三年の母。
時は、停まってくれないよなあ。
ほら、ぼくの前を通り過ぎていく。
だから、そう、ぼくは立ち止まって振り返ってみる。
母が旅立って、今日でちょうど丸三年。
悲しみは、深く沈んでいるのだけれど、
こんな日には、ふっと、胸の水面に浮かんで来るんだ。
だから、さして用もないのに、車を走らせてみたり。
母が居た部屋には、鏡台がそのままに。
化粧道具も置かれたままで、あの日から、ほとんど触れてもいない。
のだけれど、そろそろ、片付けていこうかなって。思いながら、
今日が過ぎていく。
好きだった、多分母が好きだった、花を挿した。
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