灯浮標70.(2022.11.10)パーキンソン病患者の冬。
先週11月5日土曜日~6日(日曜日)はSのショートステイ。
例によって積極的ではないのだが、私のレスパイトということで利用してもらう。
月曜日未明、ベッドから畳に落ちた状態で私を呼ぶ。
躰を起こし、マットレスの上に寝かせる。
火曜日水曜日も夜明け前に一度は私を呼ぶ。
体勢を直したり、薬を服用させたり、・・・・・
相変わらずSは幻覚幻聴に悩まされている。多くは曾ての愛犬らしきものや正体不明の物たちの存在。
月曜午後は言語療法。火曜日はデーサービス。水曜日は午前が入浴介護、午後が訪問リハビリ。
木曜日は午前が訪問看護、ケアマネージャー来月の予定確認など。
午後はHクリニックで身体リハビリ。
相変わらず振顫は激しい。オフも多い。
私の肘と手首の具合は、サポーターや湿布では、改善しない。
(メモ)
Sの愛犬の事など。
幻覚に現れ続けている愛犬たち。やはり、問題はSのギャンブルがひどかったとき、愛犬たちを放置したことへの悔恨が根っこにあると思う。
私に対してもだが、ギャンブルに依存したことで私に迷惑をかけたとの認識がちゃんとあるのかどうか。強く謝罪を求めはしないが、「済まなかった」あるいは「ごめん」の一言が未だにないのはさびしい。(本人は、済ませた感があるのが私との齟齬。そしてどうしようもない曖昧感。或いは、共依存のなれの果て。)
それは結局、ギャンブル依存の原因を全てパーキンソン病薬に求めることによる、ある種の自分の行動に対する免罪符的な言い訳になってはいないか、とも思うのだが・・・。
「こと」の善悪を、やはりSは自身でちゃんと見つめて続けなければ。そうした意味あいからも、Sはただ、このまま老いて行くのではないのかとも思う。それこそが、「Sのパーキンソン病」なのかもしれないが・・・。こうして書いている私自身も、どうしようもなく、不安の渦の中で喘いでいる。この日常!
11月7日は立冬。いよいよ冬が来た。
(更に追記)
ここ数日、深夜の幻覚幻聴が激しい。結局眠れないのは私も同じ。
11月12日午前1時半、3時半、4時半、5時半、階下からのSの呼び声に不眠。
ベッド脇に行って見ると、幻覚。熊とか、毛虫の類とか得体のしれないものとか現れている。
どうしてもSと言い争いになる。
果てしない、底なしの疲労。左手首、右ひじの痛みが激しい。
介護疲労・・・・治るあて無し。
朝9時前、かかりつけ医に電話。相談。先生も返答に困る。
マドパーをなるべく更に減薬。導眠剤を5㎎+2.5㎎からトータル10㎎にしてみるとか。
まあ、やってはみるが。それにしても、私は中途半端に、そして猛烈に眠い。
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