新藤兼人的明信片
上海を発つ6月15日。上海浦東国際空港でたまたま買い求めた中国語週刊誌「週末画報」に、故、新藤兼人監督をリスペクトする記事がありました。
(その見出しを私なりに訳せば以下のとおり。)
<新藤兼人のハガキ>
憐憫にして細やかなタッチで、日本の心を描き続けた新藤兼人。彼の映画やシナリオの一編一編には、品格と通俗、美と醜、善と悪など、日本の社会を構成する様々な要素が描きこまれている。まさに、それぞれが、日本の情景を鮮やかに漲らせた「一枚のハガキ」の如くに。
*尚、掲載されていた写真は、映画「竹山ひとり旅」(1977年)による、モスクワ国際映画祭監督賞受賞式のもの。
本文も、新藤監督の業績を丁寧に追い、恐らくは中国の映画評論家によるものであろうその記事に、感慨深いものがありました。
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