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2012年4月27日 (金)

ジェロ(Jero):ルーツを聴く(COVERS3-Roots of Jero-)

COVERS3-Roots of Jero-(2010年6月16日発売)を聴きます。

ジェロさんの、カバーズシリーズ第3弾。

収録曲は、

「越後獅子の唄」(美空ひばり)

「津軽平野」(千昌夫)

「アメリカ橋」(山川豊)

「契り」(五木ひろし)

「夜桜お七」(坂本冬美)

「津軽恋女」(新沼謙治)

「J」(イ・ソンヒ)

ジェロさん自身によるライナーノーツを読めば、

それぞれが、ジェロさんの人生の、節目節目で出会った曲ということです。

特に、「越後獅子の唄」は、ジェロさんが5歳の時に初めて覚えたという、

まさにこれこそが「ルーツ!」と言える曲です。

ネットで検索すれば、

美空ひばりさんのレコード発売が1950年(昭和25年)末ということですから、

私が生まれるより遥か以前。

戦後の混乱がまだ続いている頃。

ジェロさんの祖母様にとっては、特別に思い出深い曲だったのでしょう。

(実は、私の母も、私が小さい頃に口ずさんでいた記憶があります。)

それをジェロさんが最初に覚えたということは、

今のジェロさんへ至る長い道程が、

そのとき、既に運命付けられていたのかもしれません。

このアルバムでの「越後獅子の唄」のアレンジは、あくまで優しくニュートラル。

ジェロさんの歌が心に染み入ります。

私は、このアルバム中、イチオシです。やっぱり。

時代を経ても、褪せない曲です。

「夜桜お七」。

これは、ジェロさんが尊敬する坂本冬美さんの代表曲の一つ。

「♪口紅をつけてティッシュをくわえたら・・・」

なんて、男性歌手では、そうそう歌いこなせるものではないでしょう。

ジェロさん、そこを見事にクリアしておられます。

「演歌」は「艶歌(「つやうた」とルビを振りましょう。)」でもあるわけで、

ジェロさんの、こうした艶歌は絶品です。

他にも、聴かせどころ、泣かせどころいっぱいのアルバムに仕上がっています。

ぜひ、目を閉じてお聴きください。

いつのまにか、コーヒーが冷めてしまいました。

お茶の時間、終わり。

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「翡翠のペンダント」更新

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