2022年4月12日 (火)

灯浮標27(2022.4.12)パーキンソン病患者と暮らす、ということ。

ここ数日、幻覚幻聴の類が増えつつあるようだ。薬の副作用だけではないだろう。発症して17年。Sの脳がパーキンソン病としてのその威力をいかんなく発揮しているとも言える。

今日はデーサービスだったが、帰宅後、特に覚醒状態が芳しくなく、涎が服を濡らし続け、言葉は明瞭さを欠き、私の言葉は彼の脳には到達してはいなかった。

それが数時間続き、眠りにつく午後10時過ぎまで断続的に続いた。

依然として、曾ての愛犬たちがSとともに「現在」に存在しているようだった。

ウクライナの砲火は止まない。

2022年4月10日 (日)

灯浮標26(2022.4.10)パーキンソン病と認知、依存症、幻覚など・・

8日(金曜日)は未明3時台に電話で起こされる。昨日は久しぶりに夜中、呼ばれることはなかった。今日は未明2時台に呼び起こされる。悪夢を見たらしい。また、曾ての飼い犬も繰り返し夢や幻覚で出現しているようだ。実際に玄関の扉を開け犬を捜し飛び出ることもある。

ミラベックスを減らして以降、頻度は落ちたような気はするがやはり幻覚幻聴の類はなくならない。また夜中に空腹を覚えて冷蔵庫からリンゴを取り出して丸ごと齧ることも複数回。

気分の波の揺れが大きい。

まあ、私もこのところ、介護疲れの積み重なりもあってかイライラの幅が大きい。

ウクライナ報道。進展はなかなか見られないようだ。

言葉を、只連ねて見る。思い出すままに。

キーフ、ブチャ、マリウポリ、ソチ、ベトナム戦争、枯葉剤、アウシュヴィッツ、南京虐殺、広島、長崎、東京大空襲、沖縄戦、関東大震災、朝鮮人虐殺、日本軍731部隊、細菌兵器人体実験、シベリア抑留、ホロコースト、ロヒンギャ、クメールルージュ、・・・・・・・・

2022年4月 6日 (水)

灯浮標25(2022.4.6)パーキンソン病とギャンブル依存症。服薬のことなど。

前回から少し間が空きました。

もう4月。5日は清明節でした。

4日月曜日、言語リハビリの後。Sと、かかりつけの神経内科へ。

今回やっと、先生にSのギャンブル依存症のことを話す。

病的賭博はミラベックス錠がいちばんなりやすいと先生。

幻覚幻聴もそうだそう。2週間ばかりミラベックスの1日の服用量を3錠から2錠に減らして様子をみている。全く無くなったわけではないが、幻覚幻聴はあきらかに減少している。

オンジェンティス錠は半量に。デエビゴ錠は2.5ミリを一日2錠処方していただくことに。

取り敢えずは、このままこれで続けてみる。

S,今日やっと排便有。2日ぶりか。

月は変わっても、状況はさして変化なく続いて行く。

私と言えば、疲れが取れない。疲れが蓄積して、精神状態まで、欝々と・・・。

TVやSNSでは、ウクライナで起こっているロシア軍によるジェノサイトが連日生々しく放映されている。

2022年3月29日 (火)

灯浮標24(2022.3.29)パーキンソン病とギャンブル依存症、認知(症)のことなど。

(灯浮標23から続けて。手帳メモから。)

Sのパチンコ通い記録。

<2018年(H30 )>*この年の春、Sは持ち家を売却する。

1月:2回(30000円)、2月:5回(32000円)、3月:10回(100000円)、

4月:14回(145000円)、5月:11回(153000円)、

6月:2回(58000円)馬券(10000円)、7月:3回(37000円)馬券も購入、金額不明。

8月:1回(23000円)馬券も購入、金額不明、10月:1回(23000円)、

(9月、11月、12月はメモをとっていない)

<2019年(H31, R1 )>

1月:2回(金額不明)、2月:2回(7000円)、

*以降メモをとっていない。

9月、4年間に渡った、特定調停に拠る負債の返済が完了する。(実際のATM返済はSに代わって全て私が行う。)

この年の10月末、Sの肺に異常が見つかる。様々な検査が続く。

11月下旬には日赤入院。病名は「膿胸」。12月下旬の退院まで一か月余りの入院生活が始まっている。

退院と前後してCOVID-19 が中国から世界に拡大。

翌2020年、日本でも爆発的な感染。「膿胸」と新型コロナウィルスによって、結果的にこれらがパチンコからSを引き離すことになる。

(ただ、宝くじのロト、スクラッチ購入が代償行為的に続く)

さて、27日夜、S入浴、28日朝も昨日の入浴を忘れていて、また(シャワー)入浴している。昼は通院による言語リハビリ。夜、また(シャワー)入浴している。どうも、認知症的な傾向が見受けられる。

似たようなことがたびたび。

そして、今朝29日。5時には目覚めている。服薬がどうもあいまい。心配。

部屋に無数のカセットテープが散乱している。

昨日夕方排便はあったが、それまでの数日、Sの排便が思うようにいかなかったようで、体調の不調とも関連がある。便秘はパーキンソン病では顕著にみられる傾向だが。

2022年3月28日 (月)

灯浮標23(2022.3.28)パーキンソン病とギャンブル依存症のことなど。(22から続く)

(Sのパチンコ通いの記録~正確ではないが私のメモ書きから~灯浮標22からの続き)

<2017年(H29)>

1月:5回(50000円)、2月:5回(36000円)、3月:6回(54000円)、

4月:2回(24000円)、5月:3回(14000円)、6月:3回(20000円)、

7月:5回(33000円)、8月:6回(9000円)、10月:1回(35000円)

(9月、11月、12月についてはメモをとっていない。カッコ内は負けた金額である。これは特定調停後も続いていることを考慮すれば、病的と言わざるを得ない。)

先週25日から減らしたオンジェンティス錠とミラベックス錠の効果は、もう少し経ってから現れるのではなかろうか。あくまで改善がみられることを予測しての話だが・・・。

2022年3月26日 (土)

灯浮標22(2022.3.26)パーキンソン病薬変更&ギャンブル依存症のことなど。

灯浮標21でも触れているが、ここのところ、というか、より一層多く強くなっていると感じられるのが、

幻視、幻覚、幻聴。傾眠、躁状態などである。

今日も言語リハビリの後、本人の希望でカラオケに行ったのだが、40分後ぐらいから傾眠の傾向が強く、揺り起こしても覚醒しなくなる。反応がほとんどない。

ちょうどかかりつけ医が近く、急遽、車にどうにか乗せて、連れて行く。

クリニックに着いた頃やっと我に返ってきた様子。

このままでは、私の介護の限界が近いと実感。

Sの思い、私の考えなど、先生に色々、現況について話す。

取り敢えずは、ミラベックス錠を一日3錠から2錠に減らすこと。さらに(これは私が強くお願いしたことではあるが)新しく飲み始めたオンジェンティス錠を、今後は毎回半錠に割って服用させてみることに。果たして改善するかどうか。

昨夜はやはり日付が変わる頃には目を覚ましていた。気分を落ち着かせて寝かしつける。朝4時過ぎにまた起きていた。再び寝かしつける。

朝食後も1時間半ぐらい車いすに座ったまま眠って居る。こうした状況が半年ぐらい特に顕著になってきているような気がする。

また、私の言葉を理解していないのではないかとも思う。

S自身、言いたいことがなかなか言葉にならない様子ですと、言語療法の先生に言われた。

ろれつが廻らないことも度々。

血圧は概ね低めではあるが時おり高くなる。

これから先への不安材料があまりに多い。

(メモ)

以前の灯浮標で触れていることではあるが、パチンコなどのギャンブルで作ったSの負債の件。

8月、簡易裁判所でクレジット会社との間で特定調停となり、その年2015年(平成27年)11月から以降4年間にわたる返済が始まったが、その返済期間中ももちろん、パチンコ通いは止むことがなかった。

私の手帖から。全てではないのだが、メモ書きをしているものだけでもその回数を記す。

回数チェックは翌年2016年からメモをとり始めている。実際は書き落としているものもある。

これは特定調停後の返済しながらのパチンコ通いであることを考えれば、何とも情けない現実がここにある。

<2016年(H28)>

1月:13回、2月:10回、3月:8回、4月:3回、5月:3回、6月:7回、

7月:4回、8月:3回、9月:5回、10月:4回、11月:4回、12月:7回。(計:71回)

(以下次回へ)

2022年3月25日 (金)

厳島・弥山登山(十数年ぶりに!)

2022年3月24日木曜日。薄曇りから晴れ。

思い立って、十数年ぶり、宮島の弥山に登ってきました。

もう何度もいろんなルートで上ったり、尾根つたいに縦走したりした宮島の弥山。

最後に登ったのは、たぶん十数年前。

足腰に自信無かったのですが、上ってみたくて、しかもかなりなハードスケジュール。

宮島行桟橋10時40分~(JRフェリー往復運賃360円)~宮島桟橋着10時50分~

紅葉谷コース11時5分登山開始~

~途中5分休憩をはさんで~弥山山頂(標高535m)着12時15分

(おむすびとバナナを齧って)山頂発12時45分~大聖院コースを下山1時36分~

宮島桟橋発2時10分~(JRフェリー)~宮島行桟橋着2時20分~帰宅

何とかなりました。翌日の筋肉疲労の辛さときたら。

それでも、瀬戸内海を望む景色は最高でした。

コロナ禍、観光客多し。

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灯浮標21(2022.3.25)依存症とパーキンソン病。行動や心理的不安、幻視幻覚など。

23日は夜12時ごろ、階段を上がる人がいると呼ぶ。

24日未明3時ごろ、曾ての愛犬がSの下敷きになっていると私を呼ぶ。

(犬は、夢に、幻覚に幻視に頻繁に登場する。お母さんやお姉さんも登場しているようだ。もうここ何か月もそうだ。)

24日デーサービスでは、昼食時、床にお菓子が散乱している幻視に襲われたと。

日中、或いは夜でも、一体自分が今、何をどうしようとしているのか、S自ら分からなくなっているときがあると認めている。

ここ数日、そういった行動の不安や、幻覚幻聴幻視が頻繁に起こっている。それはここ数年の傾向ではあるが、その頻度が格段に高まっているようにも思える。

パーキンソン病歴が17年を過ぎ、またパーキンソン病薬の副作用にはそうしたことが明記してあり、その反映かとも思う。特に、オンジェンティス錠をマドパー錠に併用し始めてさらに多くなったような気もするのだが。

ただ、オンジェンティス錠の服用により、日中の歩行や動作の改善がみられるようだ。

また、ろれつが回らない時も多く、食後の睡眠状態が1時間以上と長くあったり、心配もまた増えた。

日中、頭が覚醒している時間が若干少なくなっているようにも。

パーキンソン痛が気持ち減少したようにも見えるし。

それは服薬に加え、気候が暖かくなってきている春ならではの事かとも。

自律神経もおかしい。血圧の薬を飲んでいることに体調の変化と併せて、低血圧の波が割と激しい。どうしたものか悩む。

いずれにせよ、次回の通院時に相談はしてみるが。

相変わらず、宝くじのロトからはにけ出す気配はない。これも曾て激しかった病的賭博のなごりなのだろうか。

2022年3月23日 (水)

ブーメラン!<ロシアのウクライナ侵攻を語る時、心しなければならない>

日本が明治大正昭和とアジア諸国、南洋諸島を侵略、植民地化した事実を脇に置いては、ロシアを非難できない。その歴史的事実の上で、ロシアによるウクライナ侵攻の現実を許してはならないのだ。

2022年3月21日 (月)

灯浮標20(2022.3.21.月) 血圧高め、とか。私の事だけれど。

Sは19日(土)20日(日)、月一回のショートステイ。私のレスパイト。

土曜日は田舎へ墓参。帰路、激しい雨にたたられる。長い運転歴の中でもあまり経験がない程で、途中パーキングエリアで仮眠。

20日は、地下鉄サリン事件から27年。14人死亡、6900人の被害者。

そして、宮城・福島では依然2万戸が断水とか。

私と言えば、朝から血圧が高い。175-116(食前、朝10時)

何度計っても・・・・結局170-109がせいぜい。流石に心配になる。

振り返ってみるに、昨年4月頃から血圧が高くなり始めたのだが。まだ薬のお世話にはなっていない。

朝4時、いつものように、テレビからは通販番組が流れている。

今日はSの友人が数か月ぶりに遊びに来る。

もう少し眠る。