続・灯浮標38 パーキンソン病患者のギャンブル依存とその絶望!!!
今日(3月13日)は、Sの通院リハビリの日。お昼過ぎ、リハビリ、問診が終わり、「餃子の王将」で遅い昼食。帰路、スーパーマーケットで買い物。Sはその間、宝くじ売り場でロト6を購入。私が買い物をしている最中に、パチンコ店へ遁走。本当に全くどうしようもない。ここのところ、パチンコ店へ行きたがっていたが、よりによって。
スーパーから300m余り離れたパチンコ店へ、歩行器を押しながら行ったようだ。
急ぎ私が車でパチンコ店へ行き、パチンコ店を覗くと、Sが体を震わせながら玉を打っている。私が止めるよう促しても言うことを聞かない。思わず激昂する。怒りに任せて私の声が大きくなる。店員がやってきて私を制止する。
怒りが収まらない。Sの、いとも簡単にスキップしてしまったギャンブル依存症。
Sは、私の日常を侵食しながら私とこれからどう共生しようとしているのか。あまりに身勝手で虫が良すぎる。
私の心身の疲れがピーク。Sを車に乗せ家にどうにか辿り着いたものの、Sは、玄関口で動けなくなる。1時間余りかけて、上がり框から廊下へ引きずり上げ、しばらく廊下に転がし、それらなんとか車いすに乗せ、力ずくでベッドに寝かせる。
心身とも疲れ果て、私は夕食を作る力もなく、夕食を食べる気にはならない。
同居の限界を感じながらもこの10年あまりを過ごしてきたが・・・、むなしいばかり。
Sの連日の幻覚、幻聴もピーク。犬が出ることはもう当たり前で、ここに至って、ついには私が知らぬ人間とセックスをしているなどと・・・・。こうまで幻覚がひどくなるとは。
Sの深層心理の闇を見る思いがする。
パーキンソン病患者独特の「性格気質」を実感する。
ギャンブル依存症、性依存症、買い物依存症はとりわけパーキンソン患者においては顕著だと言われているが、こうした部分は、殆ど触れられることもなく、闇の中にある。これを、深刻な問題として、その対策、対処法を医療的に研究してもらいたい。が、それに触れられることはほとんどない。
ドーパミンの、そしてパーキンソン病患者の深い闇に、患者の家族や介護する私は絶望する。
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