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2015年3月22日 (日)

HIRO訳 漢詩23 「梅花落」(鮑照)を訳す。

数日前から、やっとやっと梅の花が開き始めた我が家の庭。

というわけで、久し振りに漢詩。 画像は、「彼岸の梅」といった風情かな。

(今回の訳、マジ超難い!嗚呼!題名もそれなりに考えてみたんですけどね、どうでしょう。)

「梅花落」    鮑照

中庭杂树多

偏为梅咨嗟

问君何独然

念其霜中能作花

露中能作实

摇荡春风娟春日

念尔零落逐寒风

徒有霜华无霜质

(HIRO訳)

「梅花頌」

庭の雑木の中で、

何より私は梅が好き。

何故に?って問われたら、

梅は霜に耐えて咲き、

露に実を結ぶから。

あなたは東風に揺れ春の光に戯れて、

やがては寒風に散るさだめ。

その花の霜の白さも凍えるばかり。

(鮑照:南朝・宋)

2015

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