HIRO訳 漢詩13.(罗隐「蜂」)
久し振りにHIRO訳漢詩です。
今回は、罗隐の「蜂」。中国ではよく知られた詩です。
日本では、人生訓的な解釈が一般的なようです。例えば、「労多くしても、結局おいしいところは他人に持っていかれてしまう。それでもなお、人は懸命に努力を続ける・・・」といったような。 私は、私なりの訳で遊んでみました。 原詩に即した訳は、書籍やネットでどうぞ。
「蜂」 (罗隐)
不论平地与山尖,
无限风光尽被占。
采得百花成蜜后,
为谁辛苦为谁甜。
「蜂の羽音」
野も山もあの峰さえも遥かに飛べば、
私の羽は風を受け光を浴びて無限の喜び。
全ての花の全ての蜜はことごとく、
ただあなたの元へ届けます。
(罗隐(羅隠):833~909、晩唐期の詩人。)
*画像は、我が家の庭に咲いた白藤です。
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