提灯がぶら下がり、昭和歌謡が流れていてね。
昨日、十数年ぶりに、安芸津の正福寺山へ、友人とお花見に行きました。
以前行ったときの同行者の半分は、もう既にあの世に旅立っています。
時の流れを実感させられます。
散り初めの桜の花びらが海風に舞い、お弁当の上を飾ってくれました。
瀬戸の島々を眼下に眺めながら、ぼ~と、していました。
友人:桜の木の下にはね。
私:死体だろ。
友人:誰だったっけ。
私:坂口安吾。
友人:そうか。
私:別に桜の木の下でなくたって、死体なんて、そこらかしこに散らばっているよ。
友人:そう?
私:うん。
友人:お弁当、食べよう。
昔、カンボジアを旅行したことがあります。もちろん内戦後のことです。クメールルージュ。そんな言葉が思い出されます。激戦の地の一つだった川へ至る緩やかな丘陵を歩いていたときのことです。行く手には、人の骨片が無数に散らばっており、その余りの夥しさにそれを避けて歩くことは、到底無理で、靴を通り抜けて、足の裏へ骨の感触が伝わってくるような気がしたものです。そのときのシーンは、乾いた風と共に、未だ鮮やかに甦ります。
ちょうちんに昭和歌謡ですか。
それは、それは、「花咲く花散る宵は
銀座の・・・下で待つは君ひとり・・」
なんかそんな歌ありましたな・
映画「時代屋の女房」夏目雅子がよかったな・・
彼女も早くに逝ってしまいました。
いやいや、また変な方向にいきそうだ。
止めとく。
友人:この玉子焼き上手いだろ・
私 :うん・
友人:なんか在ったのか
私 :いや、別に
<周りでは、焼肉の香りが風にまざり、ついでに煙が遠慮なく友人と私を襲う>
私 :おぅこの気だるい平和は・・
<と云おうとした時>
友人:けむたぁ・・
私 :場所変わろう・
<二人ですごすごと場所をとり合えず煙の上方へ移す>
<さくらの花びらは、さっきより激しく舞い始める>
友人:さっき何を言いたかった?
私 :いや、もういいよ・
友人:ほんとに・・
私 :うん・・
勝手に遊んでしまい申し訳ない。
許してください。
福島泰樹 「叫ぶ」より
斯かる悲惨を防災服の襟を立て官邸をゆく女はあれど
天罰であるなら首都を襲うべし無辜なる民のひたひたと来 よ
< 言い理由が嘘です、嘘です、真です、
何も頼らん、なにもできない。>
投稿: いしかわ | 2011年4月17日 (日) 23:27