「私」を巡る三部作「キリエ~京橋川の泥に塗れて~」「蛙」「或いはH君のこと」についての若干のメモ。
私の永洋名義での数少ないと言うか、小説は実質この3作だけなのだが、纏わるメモを。ふと。
脱稿直後、この3作をそれぞれ数部づつプリントし、紐で綴じ、ホッチキスで綴じ、数人の友人にのみこちらから勝手に送りつけ、もう見返すことは読み返すことは無いだろうと思っていたのだけれど、本棚を整理していて、零れ落ちたこれらをぱらぱらと読み返せば、やはり胸苦しい程の思いが込み上げてくるのだ。当時、読んでくれた友人には、こっぴどく哂われたのだが・・・
いいよ、これで、・・・と言う気持ちがやはりある。まあ、記憶を記録しておくと言った思いもある、「わたくし小説」なのだから。
永洋<「私」を巡る三部作>
「キリエ~京橋川の泥に塗れて~」(2017.10.31~2020.10.17)
「蛙」(2016.7.6~2020.12.15)
「或いはH君のこと」(2006.12.30~2021.5.11)
「キリエ」の殆ど最後に(憐れみ給うな!)と記している。
まさに!である。
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