灯浮標75.(2023.1.16)パーキンソン病と我欲。
それはパーキンソン病に対する偏見だよと、Sになじられる。
が、パーキンソン病のSと同居し、また、Sを通して様々なパーキンソン病患者を知るにつけ、その思いは強くなる。そもそも「我欲」はパーキンソン病患者の臨床例を多く持っておられる作業療法士のW医師の言葉でもある。まあ、自己肯定感、自己愛が強いとも言えるのか。
幻覚幻聴は波があるにせよ、依然続いている。医師とも相談するが、よい解決策は見つからない現状。数日前、掛け時計にドル紙幣をSが隠しているから取り出すと騒ぎ出す。結局Sの前で、掛け時計を足で叩き割り、何もないことを見せる。ここまでやらなければならない現実がある。
書けばシンプルだが、現実はかなりショッキングな風景がそこにある。
土曜日14日から15日日曜日にかけて、Sの体温が若干上がり気味だった。
特に日曜日から月曜日の未明にかけて、排便も続き、熱は一時37、6度まであがるも、1時間後には36.6度に下がるなど、振幅が激しかった。夜が明けて、ようやく体調はほぼ戻った。
日頃から自律神経のせいだろうと、先生はおっしゃる。
介護の側からすれば、途方に暮れるばかり。
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