アキアカネは飛来しているが。久しぶりの碧空。
6月中旬から里山の田んぼの上空をアキアカネの群れが飛び交っているが、まだ尾は紅葉していない。それでも、そういう季節の変わり目。もう一か月もしないうちに立秋である。久しぶりに朝から晴れ間。7月16日。それにしてもよく降った。九州、中国地方、中部地方、いずれも被害甚大。死者も。家屋倒壊、浸水。堤防決壊。江の川もあばれた。
気が付けば、ささゆりは散り、卯の花もそろそろ終わり。ジョギングしている足元に、カンゾウの花が満開だ。
本棚の奥から、薄い文庫本を取り出してみた。
もう何十年も前に読んだサマーセット・モームの「雨」。
当時は裸眼で読めたが、今では老眼鏡をはめても辛いほど。
「・・・ひとり残らず。豚!豚め!」(西村孝次訳 角川文庫版)
幕切れがこんなに過激だったとは。
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