「ささゆり一輪、野に挿して」lulu&tonys
今では余り目にすることのなくなった、里山に咲くささゆり。
私の子どもの頃は、初夏の山に群生して、その香りと可憐な花に、心惹かれたもの。
両親は、朝、私たち子どもが目覚める前に山に入って、牛や山羊の餌にもなる木々の下草を刈り、そのついでにささゆりを刈り、束にして山を下りてきたのだ。
そのささゆりの花は、小学校へと持たせてくれた。
それは私の家だけではなく、田舎の普通の風景だった。
そんな父母の思い出と共に、この歌を。
「ささゆり一輪、野に挿して」
作詞:Azmi.H.Eijima. 作曲:Kamal&Azmi.H.Eijima
歌:Lulu&tonys
朝に草刈れば
光はとび散り けものは潜む
ささゆり一輪、野に挿して
あなたの香りは
時の忘れもの 野の悪戯よ
ささゆり一輪、野に挿して
ささゆり一輪、野に挿して
野に挿して
(2020.6.17)
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