HIRO訳漢詩26.「長江の畔」(长干曲)
(HIRO訳漢詩26)
<原詩>
「长干曲」
逆浪故相邀,
菱舟不怕摇。
妾家扬子住,
便弄广陵潮。
<HIRO訳>
「長江の畔」
寄せては返す浪よ浪
菱の実採りの舟揺れる
私のうちは揚子江
寄せる潮に遊ばれる
底本:「中国古今民歌选译
~Chinese Folk Songs and Their English Translation~」(王宏印选译)
<商务印书馆出版>(2014.北京)
久しぶりのブログ更新。久しぶりの漢詩訳です。
今回は、中国で古くから歌われてきている歌から、この時期に合いそうな一曲を訳してみました。
そういえば、私が子供の頃、近くの沼に遊びに行き菱の実を採って帰ると、母がそれを茹でてくれた思い出が微かにあります。栗のような味だったかなあ・・・・。
因みに、菱の実の形は、忍者が使うマキビシのそれで、鋭い角があります。
画像は、詩とは直接関係ありません。数年前の夏に訪れた上海市内の公園です。
コメント