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2013年9月19日 (木)

HIRO訳 漢詩16.(杜甫「漫成」)

今日2013年9月16日は、中秋節で満月。

皆さんのところのお天気はどうでしょう。

お月さん、見えますか。

私の家から見上げれば青空ですから、期待できそうです。

では、さっそく、

今夜の漢詩は、とぼとぼ杜甫の七言絶句。

月餅でも召し上がりながらどうぞ。

(いつものように、原詩に沿った訳は、書籍、ネット等でどうぞ。)

 

「漫成」   杜甫

 

江月去人只数尺

風灯照夜欲三更

沙頭宿鷺聯拳静

船尾跳魚撥刺鳴

 

 

(HIRO訳)

「なんとなくなんとなく」

 

長江の水面に月が出て、手を伸ばせば触れるほど

風に揺れる灯は、既に真夜中を教えてくれる

砂浜に眠る鷺は、握りこぶしを並べたふう

船尾(とも)に遊ぶ魚は、時折弾けて水を散らす

 

<杜甫:712~770、唐>

画像は、中秋の峠。今日の筒賀越(広島県)。

2013916

「犬のカラオケ」更新

 

 

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