風は止んでいる。誰も来ない。いや、傍らにあなたたちは居る。
立夏です。
快晴です。
この春までやっていた、NHK朝の連続テレビ小説。
「カーネーション」の最終回、ラスト。
そのシーンは、
看護師が急いで車椅子を押し、
テレビの前へ老婦人を据えます。
病院の待合室で、主人公の老婦人が、テレビに見入るバックショット。
ちゃんちゃんこを着て、丸まった背中。
短く刈られた白髪。
老婦人が、薄暗い待合室の真ん中でただひとり、
テレビを見つめています。
昨日の朝、総集編をやっていたので、ふいにね。
まあ、ずっと観ていた人なら話は早い、のですが。
そういうわけです。
「翡翠のペンダント」更新
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