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2010年12月20日 (月)

廃屋

いつも通る道があって、夏場はぜんぜん気が付かなかったのだけれども、この時季、ヨモギが立ち枯れ、葛の葉が霜に落ちると、その蔓が、石積みから白壁から、崩れ落ちた屋根からその家のほとんど全てを覆い尽くしていたことを知る。

屋敷と呼ぶに相応しいその敷地の広さ、庭木の風情。小さな集落で、百年、数百年の歴史を謳歌してきたのだろうけど、今は主は無い。里に出たのか。家系が絶えたのか。あっけない。

そんなもんなんだろう、どこでも、だれでも。いつかはきっと。

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