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2010年12月25日 (土)

「死」の季節

ジェイムス・ジョイスの「ダブリン市民」を原作とする、ジョン・ヒューストン監督の遺作映画「THE DEAD」(1987年 アメリカ映画)は、私にとって特別な作品です。

毎年一度、クリスマスの頃に必ずそのビデオを再生します。

それが、私の年の終わりの行事となってもう、二十年余り。

観るたびに胸にこみ上げる、言い知れぬ感動があります。

クリスマスは、「死」と「生」の祭りであると、改めて思い知らされるのです。

クリスマスの晩餐で歌う老女の死の予感。そして、全編を覆い尽くすように流れる「オーグリムの少女」のメロディ。1904年のアイルランド、ダブリンの街並みに、その石畳に、馬車に、川面に、墓地に、荒野に、ふたりに、降りしきる雪。全てに等しく降り積もる雪。

未明からの雪交じりの風は、家を揺るがすほどです。

今日からまた、劇的で安らかな日々を。

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