国宝~遠い山なみの光~宝島~ そして「はくしむるち」。
2025年8月から10月にかけて、ここ数年来観ていなかった映画を、立て続けに観た。
8月「国宝」。9月「遠い山なみの光」10月「宝島」。(3作とも109シネマズ広島)
それぞれに傾向の違う作品だが、共通していることは、戦後80年の今に至る時代の大きな流れ。
それにしても、「遠い山なみの光」を覗けば、上映時間が長い。必要なのだろうが・・・・
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先日の、石破総理の80年談話は、確かに評価されるべき内容だったと思うが、それとは別に、沖縄の歴史、そして今に至る現実を思うとき、感情は複雑だ。
「月ぬ走いや、馬ぬ走い」で2024年春、作家デビューした豊永浩平の長編小説としての新作「はくしむるち」(群像10月号掲載)読了。舞台は剥き出しの沖縄の歴史と今。読後感は決して良くはない。だが、読んで良かったとは思う。(豊永浩平は、安堂ホセと並び、これからを期待させる作家だ。)
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政権与党である自民党が高市新総裁となり、政治は流動的だ。決していい方向だとは思えない。狭量なポピュリズムの跋扈に、この国の未来を憂える。新総裁の拠り所もそこにあると思うから、尚更だ。
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