初冬に種もみを蒔き、年を越して、5月の終わりから6月の初めに熟れた麦を収穫する。
麦秋は、梅雨の直前。それが終わると、すぐに田植え。二毛作の農家は忙しい。
そんな時季の最中に今年は入梅。
いつもよりずいぶん遅く、麦が熟れています。
今では珍しい麦畑が、ほんの少し、我が家の近くに、あります。
ふと、「麦秋」って季語が頭に浮かんだので、書き留めました。
お茶を飲みながら、聴いているのは、「大木康子(1942~2009)」。
シャンソン歌手です。
現在手に入るCDは、余り無いようです。
私が持っているのは、恐らく彼女最後のCDアルバムではないかと思うのですが、「季節の中に埋もれて」1枚。既に廃盤のようです。(また廃盤、って言われそうですが。)
シャンソンはほとんど聴きませんが、彼女は特別。
芳醇で、優しくて、品格があって。
麦畑を風が吹きぬけていくように、爽やかで。
そういえば、「パリ祭」も来月すぐですね。
彼女が「パリ祭」のステージに立ったのを、一度だけテレビで観たような記憶が、おぼろにあります。
CDタイトルの「季節の中に埋もれて」。大塚博堂のファンならすぐにお分かりになりますよね。彼の代表作の一つ。
このアルバム、中島みゆきや小椋佳の作品、そしてシャンソンの名作など、盛りだくさんの構成となっていますが、どれも、彼女ならではの表現で、素敵です。つかの間、幸せになれます。
私は、「永遠の絆」や「時代」、「じっとこうして」、そして大塚博堂のもう一つの収録曲「旅でもしようか」などがお気に入りです。
彼女、肺がんで亡くなったのですが、生前、小児がん征圧のためのチャリティーコンサートにも参加していたそうです。
初期のレコード収録曲に、「誰もいない海」があります。越路吹雪(確か、もともと越路さんの曲ですよね)やトワエモアでもお馴染みですよね。ユーチューブでも聴くことが出来ます。
ご興味のおありの方、大木康子で、検索してみてください。
なんだか、旅でもしようか。
そんな気分の、梅雨の晴れ間です。
では、お茶をもう一杯。