聴き屋稼業。或いは、砂。

「聴き屋」って、稼業は無いのか。

ただ聴いてくれるだけでいい。

「聞き屋」じゃなくて、「聴き屋」。

そんなのないの?

夜明け前に、過(よ)ぎったんだ、頭をね。

例えばさ、

俺が行くとしたら、

思いつくのは、心療内科?

カウンセラーってやつ?

でもあれって、

ひどいのがあるんだよね。

お一人様十分でお願いしますって、

張り紙してやんの。

とんでもないんだから。

それで、処方箋だすんだよ。

粉薬やら錠剤やら、腹ぱんぱんになるほどね。

やってらんねえよ。

いっそ、

俺が「聴き屋」になろうかな。

聴いて欲しいやつが、

聴くのが、理にかなってるのかも。

心付けていど頂ければ、よろし。

一応、時間無制限で。

一応ね。まあ、常識の範囲内で。

俺が、居眠りを始めたら、「今日のところはこれで」って、サイン。

そんなのどう?

元手いらない。

そうそう、牧師さんに懺悔するって、そんな大げさな、

命がけの心臓どきどきの、って言うんじゃなくってさ。

呟きから始まって呟きで終わればいいのよ。

泣いたって、もちろん、かまわない。

そんなのどう?

ああ、大切なこと忘れてた。

俺になんか、だれが聴いてほしいって、思うかよ。

歯並びは、スカスカ、砂が零れ落ちていく。

そんな、おばさんが、一名、待合室に。

「翡翠のペンダント」更新

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