釣針

喉の奥に、

食道が、ほら気管と分かれるちょうど、

そのあたりなのだけれど、

釣針があって、

飲み込むたびに、

引っかかるというか、

なにもかもが落ち込まないように、

その役割を果たしていて、

それでも、ええいって、勢い、飲み込もうとするのだけれど、

時には、押し戻されて、涙がにじむ。

何ものも、ほら、思い出すきっかけになっているわけで、

だから、押し戻したくはないわけで、

ええいって、勢い、飲み込もうとするのだけれど、

引っかかってしまう。

それは、その釣針の性。

不思議と、最近は、慣れたのか、

慣れって、恐ろしく。

釣針の針の痛みさえも、

薄らいできている。

でも、それでもやっぱり、今日のように、

遠い昔からの、

(裏切りの)メールが届いたときなどには、

その役割を果たしていて、

ええいって、勢い、飲み込もうとするのだけれど、

押し戻されて、涙がにじむ。

それでも、そこで、あきらめる訳には行かなくて、

飲み込もうとする。その繰り返しが、続く

紅棗「サフラン姫」更新

http://ameblo.jp/qingyesi/

コメント(3)